令和３年度防火ポスター

審査講評

　まず驚いたのは、各作品の表現方法の違いでした。単純化されたモチーフと明瞭な配色というポスターの基本をしっかり踏まえた作品もあれば、今や世界に誇る日本文化であるマンガやアニメのような表現を自由に取り入れた作品もあり、簡単に良し悪しを比較できない多様な表現の工夫がありました。それぞれの作品からは、みなさんが熱心に取り組まれた様子が伝わり、本コンクールへの応募自体が立派な防火活動であると感じましたし、ここからさらに図画工作や美術の資質・能力を伸ばしていっていただきたいと思いました。

　今年度の特徴として、火災の恐怖や悲しみを表現した作品ではなく、「未然に予防」、「みんなで点検」といった前向きな防火意識を表現した作品が多かったことが挙げられます。コロナ禍において、家で身近な人と過ごす時間が増えています。そんな時間に、今一度自分の大切な人と「防火」を話題にしていただくなど、これらの作品が地域の防火啓発の力になることを願っています。

　　桑名市教育長　水谷　正雄

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和３年９月２７日

入選されたみなさん

　　　・　桑名市小学校の部

　　　・　桑名市中学校の部

　　　・　いなべ市小学校の部

　　　・　いなべ市中学校の部

　　　・　木曽岬町小学校の部

　　　・　木曽岬町中学校の部

　　　・　東員町小学校の部

　　　・　東員町中学校の部

特別賞（小学校の部）の作品

特別賞（中学校の部）の作品